江東区北砂の歯医者 みとも歯科医院の医院ブログ

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痛くなってから歯医者に行く危険性(病態編)

皆さんは、定期的に歯医者さんに健診を受けていますか?それとも何か不具合があった時だけ受診されていますか?もし、痛い時だけ・不具合があった時だけしか歯医者さんを受診しない・痛みが取れたら治療中断をしているとしたら、それは歯にとってとても危ないことかもしれません。

今回は痛くなってから歯医者さんに行く危険性についてご説明致します。

 虫歯や歯周病は慢性疾患で、痛みなどの自覚症状がでにくいのが特徴です。

大人のむし歯は自覚症状がないまま進行していくことが多いです。痛みが起こったり・不具合が起こった時は既にむし歯で歯に大きな穴が開いてしまったり歯の神経である歯髄が感染を起こしている場合があります。そうなると歯を大きく削ったり、神経を除去して治療しなければいけなくなり、結果的に歯の寿命を縮めてしまうことになることもあります。特に神経をとってしまった歯は、そうでない歯と比べて極端に寿命を短くしてしまいます。早期発見できれば、ほんの少しだけの歯の切削で済み、なおかつ見た目に影響を及ぼすことも限りなく少なくできます。更に発症しないように予防できれば切削治療の必要がなくなり、自分の歯でお食事を楽しむことができます。

 また歯周病は“サイレントキラー”とも呼ばれており、知らず知らずに歯茎の炎症が進み、歯茎の腫れや痛み・歯の揺れなどの症状が出てきたときはかなり歯周病がすすんでいることが多いです。歯周病の進行は抜歯につながることが多く、生活の質を大きく落とすことになります。歯周病の予防は歯医者さんで行うプロフェッショナルケアとご自身で行うセルフケアが非常に重要になりますので、定期的な歯医者さんでの検診がとても大事です。

自覚症状がでてからでは虫歯は大きく歯を削ったり、歯周病は歯を支える歯槽骨が大きく溶けて抜歯に至ることもあります。

ちなみにアメリカでは受診率は80%でスウェーデンでは90%といわれています。欧米では、歯医者は「どこか痛くなってからいくところ」ではなく、「悪くならないように予防するところ」という認識なんですね。

 当院としては、日本でも歯医者は「痛くならないように予防しに来る場所」として理解が進むように努力していきたいと思っております。日本の歯科医院が「痛みに耐えてつらい治療を行うところ」から「歯をクリーニングして気持ちよく笑顔になるところ・アドバイスを受けるところ」というイメージになれるようにがんばります!!

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