MEDICAL
こどもの予防・おとなの予防・口腔がん検診
皆様の30年後の歯の本数はいかがでしょうか?上記のグラフを見ると、大体10本程度なくなっていますね。これから30年の間に虫歯・歯周病で悩み約10本の歯が抜けてしまうということです。また、グラフをみると50歳ころから歯を失い始めていくのが分かります。そこから急加速してどんどん歯を失っている、これが日本の実情です。歯のメインテナンス受診率が2~10%といわれる日本では仕方ないのかもしれません。ちなみにアメリカでは受診率は80%でスウェーデンでは90%といわれています。欧米では、歯医者は「どこか痛くなってからいくところ」ではなく、「悪くならないように予防するところ」という認識なんですね。
スウェーデンの研究で、歯科治療後に適切なセルフケア・定期的メインテナンスを30年間続けた「長期予防臨床研究」というのがあります。
その結果、30年間で失った歯は平均で0.6本というものでした。しかも喪失の原因のほとんどが神経を取った歯の根の破折で、虫歯や歯周病で失った人はほとんどいなかったのです。
メインテナンスによって早期発見・重症化予防が可能です。そして将来多くの健康な歯を残すことができるんです!!
予防歯科の目標は「治療の必要のないお口」を獲得・維持することです。
当院では、予防歯科を通じて患者さまの生涯のお口の健康をお守りしていきます。
唾液を採取して、虫歯菌の量・唾液の力の強さ・歯ぐきの健康度・口腔内の清潔度などを測定し、 自覚しづらい口腔内の状態を客観的なデータを通じて把握します。
日本ヘルスケア歯科学会が開発した「CRASP(Caries risk assessment Share with Patient)」という生活習慣アンケートを用いて虫歯リスクを明らかにします。